3/13トレードレポート〈昨日の振り返り〉
為替市場はニューヨークタイムまでは円安でしたが、米雇用統計発表後はドル安・円高になり引けました。
米国株式市場は3指数共に下落しており、2日連続の下落となっております。
米国債券市場は上昇しており、特に10年国債は1.49%の上昇となっております。
〈ファンダメンタルズ〉
22:30から米雇用統計が発表されましたが、結果は予想値とあまり差異がない結果となりました。なのにもかかわらず米国株式市場が2日連続で下落してるのは米シリコンバレー銀行破綻による物であるのは間違いないと思います。イエレン米財務長官は米シリコンバレー銀行破綻について「効果的なツール」が規制当局にはあると発言をしております。
〈今日の重要な経済指標〉
3/13は特に重要な経済指標はないです。
〈今日のトレード戦略〉
米シリコンバレー銀行破綻で今マーケット全体が相当混乱してると思います。もし他の銀行にも波及するような事があればアメリカがストロングリセッション(強い景気後退)に陥る可能性があります。2007年頃にリーマンブラザーズが破綻をしたリーマンショックがありました。その際はアメリカ政府が7000億ドルの銀行救済策と7800億ドルの財政支援策を行いましたが2009年にアメリカ株が最低値となりました。今回の米シリコンバレー銀行破綻が第二のリーマンショックになるのかどうかはわかりません。ただ銀行は金貸し業ですので、銀行が経営難になってしまうと個人・法人かかわらず融資が受けられず資金調達が困難になり、国の景気は暗転していきます。しばらくは米シリコンバレー銀行破綻は注目したほうがいいのではないかと思います
ファンダメンタル分析
3/10トレードレポート〈昨日の振り返り〉
為替市場はスイスフラン高・円高で推移しました。久しぶりにリスクオフのフラン高・円高になりました。おそらく円高は円売りの巻き戻しの可能性があります。
米国株式市場は3指数共に下落しており、ナスダックが2.06%と2%超の下落となりました。S&P500指数は1.85%、ダウ平均は1.66%下落しております。
米国債券市場は0.09%と小幅な上昇で終えております
〈ファンダメンタルズ〉
米シリコンバレーを中心に事業を展開する銀行持ち株会社SVBファイナンシャル・グループの株価が急落という報道が出ました。これによりアメリカの銀行が不況になっているという意味なのかもしれません。銀行は金貸し業であるのですが、銀行が不況になると企業への融資をしなくなるため、景気は一気に後退するかもしれません。
今日日銀政策決定会合が行われましたが、金融政策変更なしでYCC変更なしでした。黒田総裁の会見でも目立った発言なしです。黒田総裁最後の記者会見となりました。
22:30から発表された前週分失業保険継続受給者数と前週分新規失業保険申請件数の結果が予想より高い結果となりました。これは予想以上に失業者が多くなっていることを意味しており、アメリカの景気後退が近づいてるかもしれません。
〈今日の重要な経済指標〉
今日は米雇用統計に注目です。2月非農業部門雇用者数変化(前月比)と2月平均時給(前月比)と2月平均時給(前年同月比)が特に注目材料ではないかと思います。
〈今日のトレード戦略〉
今日アメリカ雇用統計ですが、予想より乖離した結果にならないのではないかと思います。なぜならアメリカの雇用統計は約2か月前の雇用状況の結果を発表してるもので遅効性の経済指標となります。ただアメリカの利上げの効果も徐々に出始めてるのではないかと思います。昨日の銀行株の急落や前週分新規失業保険申請件数が悪くなっていることを鑑みると、これから経済指標の結果が悪くなり始めると思います。そうなるとここからはドル高局面からドル安局面に変わり始めると思います。ここからアメリカの経済指標は注目していったほうがいいと思います
3/9トレードレポート〈昨日の振り返り〉
為替市場はカナダドルは独歩安になりカナダドル以外は横ばいで推移して終えました。カナダ中銀の利上げ停止によるものでしょう。米国株式市場と米国債券市場は小幅な下落で終えております
〈ファンダメンタルズ〉
24:00からカナダ中銀政策金利発表があり、金利は据え置きとなりました。今各国は日本を除いて金利を利上げしてるのですが、カナダ中銀が一番乗りで金利据え置きとなりました。カナダ中銀の政策金利発表後カナダドルが売られました。
同時刻にパウエル議長の議会証言2日目が行われました。昨日とはニュアンスが変わっており、次回のFOMCで利上げをするとは決まってないとか、データ次第といったアメリカの利上げで加熱してるマーケットを冷やすような発言となりました。おかげでドルは乱高下することなく引けております。
〈今日の重要な経済指標〉
今日は特に重要な経済指標はないのですが、明日日銀政策決定会合が予定されております。政策金利の発表は時間が決まってないのですが、だいたい正午付近で発表されると思います。その後15:30から黒田総裁の記者会見があります。明日の記者会見で黒田総裁は最後となります。
〈今日のトレード戦略〉
今日は特に重要な経済指標はないのですが明日は日銀政策決定会合とアメリカの雇用統計が控えております。こういう重要な経済指標はボラティリティが高くなりますので持ってるポジションは全利確したり、一部利確するなどして高ボラティリティに備えるようにしたほうがいいと思いますし、重要経済指標を前にして新規でポジションを持つというのはかなり危険な行為だと私は思うのでやらないほうが無難だと思います。明日は日本とアメリカで重要経済指標が重なっているので、シナリオ構築を相当行ったほうがいいと思いますし、日銀とアメリカの雇用統計それぞれ切り分けてシナリオ構築したほうがいいと思います。例えば日銀は金利は据え置きの可能性が高いからドル円・クロス円は走ってもすぐに戻ってくるだろうとか、またはサプライズをしたときに円高方向にかなり走るだろうとシナリオを構築をして、その後のアメリカ雇用統計でも結果がいいときと悪いときを想定した値動きのシナリオを構築したりといったようにしたほうがいいと思います。ですが明日はボラティリティが高くなると思われるのでよっぽどの上級者でないと対応ができないと思いますので、自分のトレードによっぽどの自信がない限りは静観をしたほうがいいと思います。資金を稼ぐことより減らさないようにすれば相場で長く生き残っていき、そうすればだれでも儲かる相場に巡り合いますのでその時にしっかり稼いで、それ以外では稼いだ資金を守るようにしていきましょう。
3/8トレードレポート〈昨日の振り返り〉
為替市場はアメリカドルが独歩高でした。米国株式市場は3指数共に1%幅以上下落しましたが米国債券市場は0.15%幅下げて終えております
昨日のパウエル議長発言が引き金になったのは明白でしょう
〈ファンダメンタルズ〉
オーストラリア中銀(RBA)の政策金利発表があり、政策金利は3.35%から3.6%となりました。その後のRBAの声明で「インフレ率は今年から来年にかけて低下し、2025年半ばには3%程度なると予想」などのハト派な内容を受けて豪ドルが単独で売られました。
24:00からパウエル議長の議会証言がありましたが、インフレが緩やかになったディスインフレというワードは一切飛び出ず、「新たなデータにより、最終的な金利水準は従来の予想よりも高くなる可能性が高いことが示唆された」や「正当化されれば利上げを加速させる用意がある」などのかなりハト派な内容となりました。その後Fedウォッチでは3/22のFOMCでは0.5利上げが70%を超える予想となりました。
〈今日の重要な経済指標〉
今日も24:00からパウエル議長の議会証言がありますが、昨日とほぼ内容は変わらないのがセオリーですのでボラティリティは生まれないと思います
〈今日のトレード戦略〉
昨日のパウエル議長の議会証言はマーケット参加者も予想だにしないほどのサプライズな内容でした。おそらくマーケット参加者らの多くが損切りにあったのだろうと思います。もしかしたらまだ含み損を抱えたままポジションを持っている人もいるかもしれません。私も想定外の値動きをして大きく含み損になってしまったことはあります。FXの世界では連戦連勝なんていうのは不可能です。どんなに優秀なトレーダーでも損切りはしております。むしろ損切りをしないとこのFXの世界では生き残ってはいけません。もし自身のシナリオと違う値動きが出たら、それが後から含み益になったとしてもポジションを切ることです。もしシナリオと違う値動きが出て結果それが含み益になったとしても、それは自身の中で誤った経験をしまったことになってしまい、次回のトレードの悪影響が出てきます。ですが自身のシナリオと違う値動きが出て即損切りをしてその後含み益になったとしても、自身のメンタルを守ることになり、それが次回以降のトレードに良い結果をもたらしてくれる可能性が高いです。相場の世界ではすべてをとれるわけはなく、むしろそういう欲の強い人は相場の餌食になります。ですので損切りをすることを怖がらず、少しでも自身の思惑と違う動きをしたら即損切りをするようにしましょう。それが後々に収益を残すことにもつながります。
ドル円 売りたくなる形だがファンダは上かチャートは日足です。
200SMAのレジスタンスまで到達で、レジサポラインと、3点留まりの平行チャネルも引いてみました。
平行チャネルはまだ3点しか留まっていないのでそこまで優位性はありませんが、形としては今のドル円はファンダを考慮しない場合売りたいなという形です。
ただ、ファンダメンタルズで言うと方向性は上ではないかと思っているので、「売れない」というところです。
今月のFOMCまでで最後になるパウエルFRB議長の発言があります。
焦点は今回のFOMCの利上げが0.25%なのか0.5%なのかです。
その話が出てくるのか出てこないのか、もしくはインフレや景気に対してどのようなコメントをするのかで今後の金利動向が予測され、思惑が反映された値動きも想定されます。
個人的に一番怖いのがニック記者の観測記事が出た場合です。
最近ではここにFOMCの予告になることが多く、特にFOMCの前の週の金曜日に出てドル円が大きく動くパターンもあるので要注意です。
なので、意外とパウエルFRB議長の議会証言では割と無風(ドル円上下1円くらいの乱高下)くらいに留まるんじゃないかなと個人的に踏んでいるところです。
なので今週の一番動く材料になる可能性が高いのはどちらかというと雇用統計かなと思います。
今回の数字は調整が入らなくて低めに出やすいそうで、多少低くてもそんなにインパクトは少ないかと思いますが、低く出ると事前情報があるのにもかかわらず予想値より大幅に大きい数字が出るとドル円は大きく上昇するでしょう。
逆に予想よりも大きく悪い数字が出れば当然ドル売りになります。
ここは予想が難しいところなので、今週のトレードは結果面白くはないですが様子見したいなと思います。
3/7トレードレポート〈昨日の振り返り〉
昨日は為替市場・米国債券市場・米国株式市場共に小幅な値動きでした。パウエル議長の議会証言を前にした様子見だと思います
〈ファンダメンタルズ〉
昨日は目立ったファンダメンタルズはなかったかと思いますので割愛します
〈今日の重要な経済指標〉
今日は24時からのパウエル議長の議会証言があります。議会証言は2日間にわたって行われるのですが、今日はその1日目にあたり、マーケットが注目するのが1日目となっております。なぜかというと議会証言は1日目と2日目で内容に差異がない為です。ですので1日目が注目されますし、ボラティリティが生まれます。ですので1日目が注目です。
〈今日のトレード戦略〉
今日のパウエル議長の議会証言はかなりのボラティリティが生まれることが予想されます。そのためポジションを持っている場合は全決済や一部利確をして臨んだほうがいいと思います。こういうときにポジションを仕込むことはおすすめはしないです。理由は値動きが予想と全く違う動きをしてしまうためです。FXはレバレッジ取引ですので、少額で大きな利益を出せるのがメリットですが、裏を返せば、少額の取引で大きな損失を被る可能性もあります。これは全FXトレーダーに言えます。ですのでFXは稼ぐ事より、損失を出さないことが相当重要です。トレンドが出てるところではみんな稼げます。そのあと稼ぎを守れるかがトレーダーの真価が問われます。FXは9割が負ける世界というのが通説となっておりますが、負けないためにも稼ぐことよりも損失を出さないことがよっぽど重要です。ですので重要な経済指標がある日は事前に仕込むなんてことをせずに後からついて行ってもいいと思います。ぜひ稼ぐことよりも守ることを意識をしてみましょう
銀行家の戦い。米ドル/カナダに注目 銀行家の戦い。米ドル/カナダに注目
今週は、カナダ銀行(BoC)が最新の金利決定を発表するのと全く同時に、米国連邦準備制度理事会(FRB)議長が議会への半期金融政策報告の2日目を開始するため、米ドル/加ドルは人気の取引ペアとなるかもしれません。これらのイベントは水曜日の午前10時(米国東部時間)に重なります。
カナダ中銀は4.50%の金利を維持すると予想されます。前回の会合では、8回連続の利上げを発表しましたが、借入コストの上昇に対する経済の反応を観察するため、一旦休止することも言及しました。日本銀行は、経済情勢が金融政策報告書の見通しと一致すれば、累積利上げの効果を見極めながら、政策金利を現在の水準に維持する予定であると述べています。しかし、この休止は変更される可能性があり、15万人の雇用増を示した1月の強い雇用統計や、個人消費の底堅さによって、日本銀行が休止ではなく利上げを選択するよう説得される可能性もある。
日本銀行がサプライズに失敗した場合、来月の会合で何を示唆するかが、水曜日の焦点になるかもしれません。
パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、火曜日と水曜日の午前中に上院銀行委員会と下院金融サービス委員会で証言する予定です。これらの公聴会では、インフレと将来の利上げの可能性に関する厳しい質問に直面することが予想されます。これは、共和党が下院を支配して以来、パウエル氏の最初の証言となります。
さらに、金曜日には、2月の米国非農業部門雇用者数が発表され、前月に20万人の雇用が創出されたと予想されます。これは、今年最初の月に51万7,000人の雇用を増加させた1月の驚くべき急増に比べ、雇用の増加が減速することを意味します。
3/6トレードレポート〈昨日の振り返り〉
為替市場は円高・ドル安でした。週末金曜日ということもあってポジションの決済による円高・ドル安かもしれません
米国株式市場と米国債券市場どちらも上昇して終えております。前日のボスティック米アトランタ連銀総裁の0.25%利上げ支持などのハト派な発言を受けて上昇してます
〈ファンダメンタルズ〉
8:30から東京都区部消費者物価指数が発表され、予想3.3%に対して結果が予想と一致しました。結果の背景にあるのは政府のエネルギー料金支援策があると思いますが、4月から各電力会社が政府に値上げを要求してるとの事なので継続的に下がっていくかは疑問です。
24:00からアメリカISM非製造業景況指数が発表され、予想54.5に対して結果が55.1となりました。
〈今日の重要な経済指標〉
3/6は重要な経済指標はないのですが、3/7と3/8にパウエル議長の議会証言を予定されております。3/11からはFRB高官たちがブラックアウト期間に入り発言ができなくなるため、パウエル議長の発言は3/22のFOMCを占う発言になると思います
〈今日のトレード戦略〉
今だに強いアメリカ経済ですが、そろそろ利上げの効果が出てくる時期に差し掛かっていると思います。利上げの効果が出るのは利上げを行ってからおよそ半年から1年後といわれております。アメリカがコロナ渦でゼロ金利政策を敷いたのが2020年で、その後2021年にテーパリングを経て利上げを開始したのが2022年3月になります。当初は0.25%のみでしたが、その後0.5%利上げや0.75%利上げを行っていって今の政策金利4.75%があります。ここから数回程度0.25%利上げを行ったあとにFRBは様子見フェーズに入っていき利上げの効果を見極めたいところだと思いますし、ここからアメリカの経済指標も悪くなっていくのではないかと思います。そうなるとアメリカの利下げを織り込みに行ったドル安・株高・債券高というリスクオン相場に入ってくるかもしれないです。
3/3トレードレポート〈昨日の振り返り〉
為替市場は終始ドル高でした。アトランタ連銀のボスティック総裁の5%より利上げは検討が必要という発言が出てマーケットに安心感を与えたのが要因かと思います
米国株式市場も為替市場同様陽線となりました。昨日のボスティック総裁の発言がアメリカ株式にも安心感を与えました
米国債券市場は陰線で終えております。米国債券市場は為替市場・米国株式市場と違ってネガティブなのかもしれません
〈ファンダメンタルズ〉
21:30にECB議事要旨が発表されましたが、無風で通過となりました。
22:30にアメリカの前週分失業保険継続受給者数と前週分新規失業保険申請件数が発表されました。前週分失業保険継続受給者数は予想と一致で前週分新規失業保険申請件数が予想値より0.5万件低いという結果でした。
その後FRB高官の発言がありましたが、ボスティック総裁の発言がインパクト大きかったようです。ここ最近のFRB高官たちはタカ派な発言をしなかったので、ハト派な発言が出るとマーケットが好感を持ったのだろうと思います
〈今日の重要な経済指標〉
今日は24:00からのISM非製造業景況指数が注目となります。もし50を下回る結果となった場合はネガティブサプライズでアメリカドルや株式・債券は売られるかもしません。ですが予想より高い数値が出た場合はまだアメリカ経済は強いということでアメリカドルや株式が買われるかもしれません
〈テクニカル分析〉
アメリカの株価指数であるS&P500とナスダックがそれぞれ節目に到達しております。S&P500は4000、ナスダックは12000です。これらの節目を抜けるには強いファンダメンタルズが必要となっております。
〈今日のトレード戦略〉
今マーケットはアメリカの政策金利のターミナルレート(最終到達点)がFEDウォッチでは5.25%となっております。FEDウォッチはアメリカ債券トレーダーたちの予測を反映されたものとなっております。昨日のボスティック総裁の発言があったのにもかかわらず、債券市場は真に受けてないです。債券市場はネガティブな予測をしがちなのですが、債券市場の予想が当たっていることがかなり多いです。もし今のマーケットがわからない場合は債券市場の動向を注目する事で今後のマーケットの方向性が見えてくると思います。
GBPUSD 環境認識と今できる戦術。短期ロング、中長期ショート。
戦略として、ロングを選択しましたが、ともに解説しています。
ポンドドルは、2月15-16日あたりから横這いが続いています。
4時間足でチャートを見ると、(上辺)1.21300、(下辺)1.19400とするレンジの状態。
価格としては、かなり中途半端なレンジですが、
おそらく1.20300を中心として上下約100pipsで上下動していると思われる。
これまた1.20300が中途半端な場所。
ですが、この1.20300という場所を日足チャートで確認してみると、
GBPUSD【日足】
過去にも度々意識されていて、直近の4時間足で見ても何度も止められています。
オプションなのか、BOE(英国中央銀行)にとって良い場所なのか、1.20000というかなりキリの良い場所付近でもあるので、
厳密に言えば1.20000-300という価格帯かなとは思います。
ただここが意識されていて、1.20300を中心として横這い(レンジ)になっているのかと考えています。
では、環境認識として、この先どうなっていく可能性が高いのかを考えると、
世界的なドル需要もまだ収まってはいないと思いますし、IMFにより英国は経済成長率がマイナスになるだろうという見込みもありますので、
基本的には、ドル高ポンド安(下方向)に向かっていくことが予想されます。
GBPUSD【日足】
日足の環境認識としては、日足でも大きなレンジ(上辺)1.24000、(下辺)1.19000となっていて、
少しややこしいですが、レンジ下辺を目指して下落している中でレンジになっているという状況。
ですので、目安としては、大きなレンジ下辺である1.19000を切り下げていくと、
下方向に向かう流れが強まっていくのではないかなと思います。
そういった環境の中で、今できる戦略としては、やはりレンジ戦術。
中長期的には、下方向ですが、今現在は1.20300を中心として上下動していますので、
まずは1.20000-300を目指してレンジ下辺からの買い。
その後、中心付近に収束(高値切下げ、安値切上げ)となってくると少し手が出しにくい時間帯となり、
1.20000-300付近で停滞した後、下落となると売りで仕掛けやすい。
中長期的な下落が強まっていくポイントとしては、やはり現在のレンジ下辺1.19400を確実に切下げて1.19000に到達したら下落を疑い、
その後、1.190000を切下げていくようであれば、本格的に戻り売りを仕掛けていくというのが現在のアイデア。
来週は、米国ADP雇用統計、雇用統計があり、注目が集まっているので、中長期的な動きが出る可能性が高いかと思います。
短期的なトレードとしては、金曜日ですが、本日18:30英国PMIがあり、予想では前回よりも良い内容。
ポンド高(中心に向かっていく流れ)にとっては追風になり、イベントトリガー的にも仕掛けていけるかもしれません。
その後24:00米ISM非製造業景況指数も控えていて、予想では前回よりも弱い内容。
こちらもドル安方向なので、中心に向かう流れ(ポンド高)にとっては追風。
ただ週末ですし、発表がされるまで確実ではないので、トレードするとしても欲張らず、
指標発表付近では、ポジションは持たないようにしていきたい。
最後まで読んで頂きありがとうございます!!
3/2トレードレポート〈昨日の振り返り〉
為替市場はニュージーランドドルが東京タイムから独歩高でした。一番売られた通貨はアメリカドルと円でした
〈ファンダメンタルズ〉
10:30に中国の2月製造業購買担当景気指数(PMI)と2月caixin製造業購買担当景気指数(PMI)が予想より上回る結果になったのと50を超える結果となりました。これにより人民元高となりました。
ロンドンタイムに入ってからスイス・フランス・ドイツ・ユーロ圏・イギリスで2月製造業購買担当景気指数(PMI)が発表されました。結果は予想値と僅差ぐらいでしかない結果だったのとすべて50を下回る結果となりました。
23:45からはアメリカ2月製造業景況指数(PMI)と24:00からはアメリカISM製造業景況指数が発表されました。どちらも予想値と僅差ぐらいしかない結果になったのと50を下回る結果となりました。
PMIの結果が50を下回れば弱いリセッションが来てるという指標になります。
〈今日の重要な経済指標〉
19:00からユーロ圏の消費者物価指数と21:30からECB議事要旨が発表予定となっており注目です。ECB議事要旨はラガルド総裁が3月も0.5%利上げを明言してるので、その内容とタカ派な内容ではないかと予測してます
〈テクニカル分析〉
ドル円が136円を抜けて137円台に突入しようとしております。以前から当レポートでドル円137円は週足三尊のネックラインとして注目しております。ですが3/10にアメリカ雇用統計と日銀政策決定会合が予定されており、そこで抜けられればドル円は上目線になると思います
〈今日のトレード戦略〉
今週は重要な経済指標はないのですが、来週は3/10にアメリカ雇用統計と日銀政策決定会合が控えております。3月の日銀政策決定会合では政策金利変化なしという見方が強まっております。とはいっても昨年12月の日銀政策決定会合でサプライズでYCC上限0.5%まで引き上げをしてきたので油断はできないです。ドル円も今137円という大事な節目に到達しております。137円はテクニカルだけで上抜けするのは難しく、日本もしくはアメリカのどちらかで大きなファンダメンタルズが出ないと137円は抜けないと思います。ただしあくまでも私個人の考えですので絶対に当たっているわけではありませんのでそちらはご了承ください。今は日銀政策決定会合とアメリカ雇用統計に向けてご自身でいくつもシナリオ構築をしてみましょう。
外国為替アラート:FRB当局者の6時間スピーチマラソン 外国為替アラート:FRB当局者の6時間スピーチマラソン
今週の取引終了間際、米連邦準備制度理事会(FRB)の高官が多数登場し、市場を揺さぶることになるのだろうか。
今週は外為市場が閉まるまでの6時間、ロリー・K・ローガン(ダラス連銀)、ラファエル・ボスティック(アトランタ連銀)、ミシェル・W・ボウマン(理事会)、トム・バーキン(リッチモンド連銀)の順で発言する予定である。
これだけ連続して登場すると、トレーダーは情報過多になり、市場を避けるようになる可能性がある。あるいは、月曜の朝の取引に備えるため、通常、出来高の少ないこの時間帯に市場に飛び込むかもしれない。後者の場合、週末のFRB当局者の発言を消化する時間が必要な他の市場参加者に先んじることが期待される。
水曜日、ミネアポリス連銀のニール・カシュカリ総裁は、25ベーシス利上げ後の2月のインフレと雇用統計に懸念を表明した。カシュカリ氏は、次回の25ベーシスポイントまたは50ベーシスポイントの利上げについて「オープンマインド」であると指摘した。この件に関する他のFRB関係者のセンチメントは、今週金曜日と翌週のトレードポジションの設定に役立つはずだ。
EUR/USDとGBP/USDのトレーダーは、今週、欧州中央銀行とイングランド銀行の関係者も講演することに興味があるのではないでしょうか。ECBのイザベル・シュナーベルは木曜日(EST)のECB金融政策会合決算発表時に、BOEのヒュー・ピルはその数時間後に講演を行う予定である。米国FRBのクリストファー・ウォラーもピルの後、木曜日の午後4時(米国東部時間)に講演を行う予定である。
3/1トレードレポート〈昨日の振り返り〉
為替市場はドル高・円高で推移しました。その他の通貨はまちまちな動きでした。
米国株式市場は陰線で終え、米国債券市場は陽線の十字線で終えました。FRBの金融引き締めをかなり真に受けてるかと思います
〈ファンダメンタルズ〉
昨日は注目するファンダメンタルズはありませんので割愛します
〈今日の重要な経済指標〉
9:30からオーストラリアのGDPが発表されます。今アメリカ以外の各国で0%やマイナスになる中オーストラリアは予想が2.7%とまだ強い数値が予想されております。あくまでも予想なので結果が0%近辺やマイナスに振れる可能性はありますが、まだ予想値が2.7%と出るのはまだオーストラリアはまだ経済が強いとアナリストたちは思っているのだろうと思います。同時に発表されるオーストラリアのCPIにも注目です
そのあと17:55からドイツPMI、24:00からアメリカISM製造業景況指数の発表がありますので注目です
〈テクニカル分析〉
ドル円が136円まで到達したあと反発して下がってきました。この136~137円ゾーンは月足でもかなり強い節目となっております
〈今日のトレード戦略〉
今日から3月になりました。今月は黒田総裁最後の日銀政策決定会合があります。今回の日銀政策決定会合は静観するのではという予想が多く出ておりますが、どうなるかは正直わかりません。我々トレーダーどうなるかを予想するのでは、どうなってもいいようにシナリオ構築をする事が仕事だと思います。どうなるかを予想するのは投機ではなくギャンブルとなってしまいます。そんなことをしていては資金がいくらあっても足りません。シナリオをいくら構築してもチャートは想定外の動きもします。その時は潔く損切りをすればいいと思います。そうすることで資金は守られて1年・2年と続けていけば収益を残せるようになると思います。皆さんもシナリオ構築に私が毎日アップしてるトレードレポートを参考にしていただけると幸いです。
ポンド円 北アイルランド問題解決でポンド上昇 足元のポンドはポジティブチャートは日足です。
昨晩、イギリスがEUと北アイルランド議定書をめぐる問題で合意したと報道がありました。
イギリスはブレグジットでEUから離脱をしているのですが、北アイルランドは北アイルランド議定書により同じ英国内にもかかわらず、北アイルランドに入る品物には通関検査が導入されるなど英本土との間に「経済上の国境」が生まれていました。
その北アイルランド議定書を猛反対しているのが、イギリスの保守党のBrexit強硬派と北アイルランドの親英派の最大政党であるDUP党です。
イギリスの保守党のBrexit強硬派で、特に強硬派なボリス元首相は反対派ですが、
その重鎮であるラーブ副首相が先週末に「数日以内に合意の発表ができるかもしれない。」と前向きな発言をしました。
一方で、DUP党のドナルドソン党首は英・EU間の合意について「特筆すべき進展」と評価しつつも、党としての決定は急がないとして「経済の特定の分野において、EUの法律が北アイルランドでも適用されるという事実を覆すことはできない」と述べ、今後はDUP党の動きに注目が集まることになります。
まだ不確定要素が残りつつもかなり前進し始め、また足元のイギリス経済も前回のPMIの数字から見るに思ったほど弱くなく、インフレ率も少しずつ落ちていることから、これまで織り込まれてきたイギリスのスタグフレーション問題の巻き戻しでポンドは上昇するのではないかと考えています。
また日銀の強硬な緩和スタンスからポンド円は上昇方向と見てポジションをとりました。
直近で200SMAとチャネルラインの中値、赤色のサポートラインを根拠にロングポジションを取りました。
もしかしたら上髭だけ抜けてレジスタンスになって落ちるかなと思ったのですが、しっかりとサポートされて上昇したのでエントリーしました。
第一ターゲットは166円付近、第2ターゲットは168円半ばでいています。
損切りは既にトレール注文で建値まで引き上げてしまいましたが、163.8円で設定していました。
ご参考まで。
2/28トレードレポート〈昨日の振り返り〉
為替市場はイギリスとEUの北アイルランドの問題解決報道が出て18:00からポンドが独歩高になり、ニューヨークタイムの終わりまでポンドが独歩高で終えております
米国株式市場ダウは自立反発で上昇したが、S&P500とナスダックは下落して終えております。
米国債券市場は上昇して終えております
〈ファンダメンタルズ〉
昨日イギリスとEUが北アイルランド物流懸念決着報道が出ました。これによりEU加盟国であるイギリスから北アイルランドへの物流に対する煩雑な検査や書類手続きの負担がEU域内向けに比べて軽減されたり、北アイルランドからイギリスへの物流、ペットや小荷物の移に従来課してきた条件も撤廃されるとの事。これはEU側が譲歩したものとなっております。
1月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)の前月比予想が1.1%に対して結果8.1%とかなり予想より高い数値となりました。まだアメリカ経済の強さを象徴してると思います
〈今日の重要な経済指標〉
今日は特に重要な経済指標はないです
〈テクニカル分析〉
ドル円が136円台となっております。この136~137円あたりはかなり強い節目となっているのと週足三尊のネックラインとなっているところです。2/28 11:29時点ではドル円は下がっていますが、134円80水準に200日移動平均線もあるためどちらかに抜けるのかレンジ推移するのか注目です
〈今日のトレード戦略〉
昨日1月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)の前月比予想が1.1%に対して結果8.1%とかなり予想より高い数値が出たにも関わらず、S&P500とナスダックは下落しております。FRB金融引き締めの強まりを受けてアメリカ株式がようやく真に受けたのではと思います。為替市場もアメリカ株の影響を色濃く受けるため、アメリカ株が下落するとなるとアメリカドルは上昇すると思います。さらに円に関しては植田日銀総裁候補が金融緩和継続の考えを示してるため円売りになると思います。ドル円が137円を抜けた場合週足三尊が崩れるチャートとなるためドル円ロングは面白いかもしれません。ただ3/10に日銀政策決定会合が控えており、サプライズ警戒はしておかないといけないためドル円をエントリーするかは相当なトレード戦略をもって臨んだほうがいいと思います。
日銀の新総裁就任で円トレーダーはチャンスをうかがう 日銀の新総裁に就任した上田一夫氏が、前任者の超金融緩和政策をどこまで踏襲するのか、トレーダーは注目している。日本のインフレ率は40年ぶりの高水準に達しているにもかかわらず、日本の金利は据え置かれ、過去1年間で大幅な円安を招いた。上田は公聴会で、現在の超低金利政策に若干の批判を行ったが、日本銀行の全権を掌握した際の選択肢を狭めないために、明示的・具体的な言及はしていない。しかし、上田は「日銀は現状に対応する工夫を続けながら金融緩和を続けることが適当」とも述べており、前任者の政策は「やむを得ない」とも述べている。
上田氏のスピーチは曖昧であるため、状況が明らかになった時点で、日本円ペアで取引機会が生まれる可能性がある。多くの市場関係者は、上田氏がその役割に慣れた後、より「柔軟」になり、将来的にいくつかの「政策ラチ」を実行する予定であると見ている。2月上旬に上田氏のサプライズ指名が話題になり、円相場がやや急騰したときも、トレーダーの間では当初このように考えられていた。しかし、為替市場に与えた影響は短く、ドル円は上昇を続け、年初来高値を更新している。次の大きなハードルは136.500と137.500である。
今週中に国会で承認されれば、上田氏は2023年4月8日に就任することになるが、それまでの間、上田氏の公の場での発言が注目される。また、2005年に出版された手記「ゼロ金利と闘う」での、7年間日銀政策委員を務めた際の発言など、過去の発言も検証されるであろう。
2/27トレードレポート〈昨日の振り返り〉
2/24の為替市場は植田総裁候補の所信聴取を受けてロンドンタイムから円が売られました。反対にアメリカドルはFEDの金融引き締め長期化を意識されて一番買われて終えました。ドルと円以外の動きはまちまちとなっております。
米国株式市場はS&P500は4000割れて、ナスダックは12000を割れて終えております。S&P500とナスダックは強い節目を割ってはおりますが、レジスタンスとなってしまったらFEDの金融引き締め長期化が意識されて売られていくかもしれません
米国債券市場も下落しておりますがアメリカの長期金利が4%という節目に到達しようとしております。もし長期金利が4%を抜けるととなるとその逆相関となる債券はさらに下落すると思います
〈ファンダメンタルズ〉
まずは8:30から発表された日本の消費者物価指数ですが結果4.3%でした。コアが結果4.2%、コアコアが結果3.2%でした。ほぼ予想と一致しております。
その後に9:30から行われた植田日銀候補の所信聴取が行われました。植田日銀候補からはタカ派な発言は見受けられず、マーケットに安心感を与えて円売りが加速しました。
22:30から発表されたアメリカPCEデフレーターですが前年同月比5.4%、前月比1.8%、コア前年同月比4.7%、コア前月比0.6%でした。すべて予想を超えた結果となっており、マーケットではFEDの金融引き締め長期化が強く意識されたと思います
〈今日の重要な経済指標〉
2/27は特に重要な経済指標はありません
〈テクニカル分析〉
ドル円が2/24の終値が136.49水準で引けて終えてます。植田総裁候補の所信聴取を受けてドル円は上昇しました。次は137円というかなり強い節目を抜けるかどうかが注目です。137円というのは昨年のドル高トレンドで137円で一度レジスタンスで下げており、その後は137円を上抜けしております。さらにドル円の137円は三尊のネックラインになってるためおそらく市場参加者達も注目してる値位置ではないかと思います
〈今日のトレード戦略〉
植田総裁候補が初めて公の場で発言をした所信聴取ですが、私個人としては黒田路線の継続になるのではという印象を受けました。ドル円は137円という大きな節目に到達してるため今週一週間は137円を抜けられるかが注目です。私的には137円を抜けるにはさらなる新しい材料がないと上抜けできないのではないかと思っております。ただ137円というのは大きな節目になっているので137円を背にしてエントリーするというのは面白いのではないかと考えております。もちろんファンダメンタルズが背景にあるのかも確認はします。ですがまずは2月の月末リバランスがあるためすぐにはエントリーはせず、3月に入ってからの流れを確認してからエントリーするかどうかは決めていこうと思います。
金銀比を理解する金銀比を理解する
金銀比は、トレーダーが金と銀の相対的な価値を評価するために使用する重要な指標です。この比率は、金の価格を銀の価格で割ることによって計算され、これらの貴金属のいずれかが過小評価されているか過大評価されているかを判断するために使用されます。つまり、金1枚で銀何枚を購入できるかを示しているのです。金銀比を理解することによって、トレーダーは金と銀の相対的な強さを洞察し、どの金属を取引するか、いつポジションを開始または終了するかについて情報に基づいた取引の意思決定を行うことができるのです。
金銀比率は、何世紀にもわたって、これら2つの貴金属の相対的な価値を示す尺度として使用されてきました。歴史的に、比率は47と80の間で変動しており、比率が高いほど金は銀に比べて相対的に高価であり、比率が低いほど銀は相対的に安価であることを示しています。
例えば、金銀比が上昇し、金価格が銀価格より速く上昇した場合、トレーダーは金が過大評価されていると判断し、その瞬間は銀の方が価値があると判断するかもしれません。また、金銀比率が下がれば、銀が過大評価されていると判断することもできます。これは必ずしも正しいことではありませんが、一つの結論です。しかし、金銀比を注視することで、トレーダーは相対的な価値に基づいてどの金属を買うか、売るかの判断をすることができます。
金銀比率はまた、より広い市場動向についての洞察を提供することができます。例えば、金銀比率が上昇している場合、投資家がリスク回避の姿勢を強め、相対的に安全な金を求めていることを示唆している可能性があります。逆に、比率が低下している場合は、投資家が経済成長に対してより楽観的になり、より多くのリスクを取るようになっていることを示している可能性があります。
USDJPY4H足で分析。ようやくドル高基調に戻して来た。米雇用統計、CPIの強さ、インフレの高止まり予想から、米金利のターミナルレート、利下げ時期等の思惑が予想よりも高くなり、利下げ時期が後伸ばしになる等の理由から、ドル高状態。
チャート上でも直近安値を切り上げ、短期線が長期線を下抜けすることなく短期線でサポートされている状態である。
現在、135円にタッチし、反落はしているが、これは135円付近での頭押さえで重く、これを抜けるのに暫く時間がかかりそうである。
しかし、日銀新総裁が当面現状の政策を変更しないと予想できること、ウクライナ紛争の長期化、貿易赤字の増大、日米金利差の拡大を考慮すれば、緩やかな上昇曲面に入り、140付近まで上昇してもおかしくない。
2/24トレードレポート〈昨日の振り返り〉
為替市場はどの通貨も大差のない動きとなりました。
米国株式市場はS&P500は4000を一瞬割れましたがすぐに4000を回復して終えております。
米国債券市場は小幅な下落で終えております
〈ファンダメンタルズ〉
22:30から発表されたアメリカの10-12月期四半期GDP個人消費・改定値の結果1.4%、10-12月期四半期コアPCE・改定値(前期比年率)の結果4.3%、10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、改定値)(前期比年率)の結果2.7%でした
同時刻に発表されたアメリカの前週分失業保険継続受給者数の結果165.4万人でしたが、修正され169.1万人となりました
〈今日の重要な経済指標〉
22:30からPCEデフレーターが発表されますが値動きはないと思います。インフレ率の経済指標系は一番アメリカCPIが注目されます。ですが、FED高官らはCPIではなくPCEデフレーターと雇用統計を見てると明言してるので、今後のFOMCの動向をみるという上ではPCEデフレーターは注目したほうがいいかもしれないです。
〈テクニカル分析〉
マイナー通貨ペアですが、AUDNZDが1.09という節目に到達しております。1.09というのは2018年8月からずっとレジスタンスラインとして意識されてました。ですが2022年5月に上抜けをして1.14ミドル水準まで上昇しました。その後下落をして1.07ミドル水準まで下落をしてまた1.09を抜けて再び1.09に挑戦をしております。もし1.09がレジスタンスになれば1.12や1.14ミドルまでまた上昇するかもしれないです
〈今日のトレード戦略〉
今為替相場・米国株式・米国債券ともに値動きが乏しくなっております。要人の発言も飛び出してくるのですが、反応しなくなっております。各国の要人達もデータを見ない事には今後の金融政策が決まらないのだろうと思います。アメリカに関してはターミナルレートがなんとなく見えてきており、ここからのマーケットはアメリカがいつ利下げをするのかに焦点が集まると思います。そうなるとドル円・ドルストレートがまた動くのかもしれません。それまでは様子見を貫いて、トレンドが生まれそうであればなるべく初動でついていきたいと考えております。とにかく今は様子見をしてシナリオを複数構築していきたいです。
ダウ大幅下落 遠のくリセッションで債券金利上昇チャートは日足です。
今回は珍しくダウ指数のチャート分析です。
個人的に積み立てNISA開始時期を模索している都合上、最近はよく株価指数を見ています。(笑)
直近はダウ指数のほかS&P500やナスダック総合指数も下落してきています。
その要因はリセッション期待というとポジティブな言い方にはなりますが、株式市場においてリセッションというのは利下げを期待することで、
実は株高要因になります。(極端な景気後退、ショック的なものではない限り)
なぜなら景気が悪くなるとFRBは景気をよくするために利下げや金融緩和をして、市場にお金を流します。
そうすると、その先の景気や企業業績の回復を見込んで株価は上昇するためです。
去年FRBは急速に政策金利を引き上げて、株価は下落しましたが10月ごろから今年末の利下げなどを織り込み急上昇してきました。
あれだけの利上げをしてリセッションは間違いないと思われたのですが、足元の経済・雇用などの指標はとても強いです。
そのため昨年では利上げが3月で止まるとの観測が強かったですが、今となっては5月・6月まで利上げするというのがコンセンサスになってきています。
その為最近の株価は下げてきました。
個人的には積み立てNISA開始時期模索中でもっと下げてほしいところですが、リセッションが来るのかどうか、またいつリセッションが浮上しだすかも分からないので、下値目途を検討付けてNISA開始したいかなと思った次第です。