生活必需品とヘルスケアがアウトパフォーム【セクター1週間の値動き】ディフェンシブセクターのうち、生活必需品とヘルスケアがアウトパフォーム。
とくに生活必需品は、ほかが下げてるタイミングでもほぼ下げずに上昇したまま推移。
ヘルスケアはCPI発表後に急上昇、その後も下げずに2位となっている。
ディフェンシブでも公益はここ最近、調子を落としてきている。下げ方の波も他より大きめ。
10年金利が4%に上昇した週だったので、影響受けやすいテックが弱かった。
【1. プラス・SPより上】
XLP(生活必需品)+1.56%
XLV(ヘルスケア)+1.05%
【2. マイナス・SPより上】
XLI(資本財)-0.45%
XLC(通信)-1.50%
↑
★SPX(S&P500)-1.55%
↓
【3. マイナス・SPより下】
XLB(素材)-1.76%
XLE(エネルギー)-1.85%
XLRE(不動産)-2.26%
XLU(公益)-2.46%
XLK(テック)-3.24%
XLY(一般消費財)-3.76%
SP500のトレードアイデア
SP500 反発の動きから転換へと繋げられるかどうかSP500の動きを見ていきます。
左が週足、右が日足です。
前回10/8に書いていたのは、
---抜粋ここから-----------------------------------------------
来週は
3559を割り込まずに、再上昇の動きが出来るかどうか。
割り込まずに、3807の高値を超えてくるようだと
75日線を目指す動きが出来る可能性が高まります。
逆に、3559を割り込んでしまうと
戻した分下げに繋がりやすくなり、厳しいチャートになります。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
3559を一旦割り込みましたが、急反発の動き。
ただ、金曜の動きで3583まで下げてきています。
反発の動きはありましたが、週足で見ると
普通の陰線で、下降トレンドが続いています。
週足を転換させるには、しばらくかかりそうです。
まずは、日足の3807の高値がポイントとなります。
それを踏まえて
来週は
3807を超えて、日足を転換することが出来るかどうか。
更に、75日線3900辺りを超えていきたい所でしょう。
下ヒゲになっている安値3489を割り込むと
下げが続くことになり、上に行った分下げてくる可能性があります。
以上です。
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OPEC+減産でエネルギーセクターが続伸。ディフェンシブはアンダーパーフォーム【セクター1週間の値動き】OPEC+の減産によりエネルギーセクターは大幅続伸。
ディフェンシブセクターのうち、生活必需品と公益がアンダーパーフォーム。
ヘルスケアもプラス推移だがSP500には劣後。
来週後半からQ3決算がはじまるので、セクターの動きも変わってくる可能性がありますね。
【1. プラス・SPより上】
XLE(エネルギー)+13.51%
XLI(資本財)+2.71%
XLB(素材)+1.98%
XLC(通信)+1.63%
XLK(テック)+1.54%
↑
★SPX(S&P500)+1.51%
↓
【2. プラス・SPより下】
XLV(ヘルスケア)+1.21%
【3. マイナス】
XLP(生活必需品)-0.37%
XLY(一般消費財)-1.45%
XLU(公益)-2.76%
XLRE(不動産)-4.16%
SP500 反発後の下げSP500の動きを見ていきます。
左が4時間足、右が日足です。
前回10/1に書いていたのは、
---抜粋ここから-----------------------------------------------
来週は
下げが続き、反発の動きがまだ出てきていません。
反発の動きがどこで出てくるか。
3636を割り込みましたが、3636からの下げ幅はまだ小さいので
これ以上下げずに、反発の動きが出来ると
ある程度戻す可能性があります。
包み足の陽線の高値である、3739を超えてくると
4時間足は転換するので、日足の戻しに繋がってきそうです。
まずは、その戻しが出来るかどうかを見ていきます。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
3559まで下げましたが、そこから反発の動きが大きくなっていましたが
また下げてきています。
3559をまた割り込んでしまうと、更に下げる動きにつながってきます。
それを踏まえて
来週は
3559を割り込まずに、再上昇の動きが出来るかどうか。
割り込まずに、3807の高値を超えてくるようだと
75日線を目指す動きが出来る可能性が高まります。
逆に、3559を割り込んでしまうと
戻した分下げに繋がりやすくなり、厳しいチャートになります。
以上です。
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10/7 短期マーケット目線 S&P500のシナリオ 23時からの加速10/7 短期マーケット目線
TLT 下目線
DXY 上目線 ドル高
米国主要3指数 下目線 戻り売り目
ドル円 中立 買い目
クロス円 下目線
ドルストレート 下目線 戻り売り目
ゴールド 下目線 戻り売り目
原油 下目線 戻り売り目
天然ガス 下目線
ビットコイン BOX目線 26万台~29万台 土日にドル高により、下目線を想定
S&P500のシナリオ
下目線 戻り売り目
ターゲット 3584.13
カウンターライン
再考ライン 3089.52
失効ライン 3865.27
株安、ドル高、TLT安の構図展開がシナリオ前提条件です。
今夜の雇用統計をきっかけに下落再開を想定です。
結果 悪化 株安の展開ならば、シナリオは有効です。
結果 良好 株高の展開ならば、シナリオは延期です。
TLTの下落加速の気配が強く、株安が濃厚予想です。
このまま、素直に下落展開になれば、非常に動きやすい地合いを想定です。
23時からの加速
直近の値動き、23時からの加速的な値動きのデータがあり、普段以上に動いている印象です。
冬時間に向けて1か月、少しばかり、NY時間の活動時間を増やすか検討中です。
エネルギーセクターのみプラス。【セクター1週間の値動き】前週、最下位だったエネルギーセクターのみプラスで、残りのセクターはすべてマイナスでした。
ディフェンシブセクターがバラバラの動き。
ヘルスケアはSPより相対的にいい動きだが、
公益が後半から下落加速で他のセクターより大きな動きとなった。
生活必需品もSPより分が悪い。
10月中旬からはQ3決算でセクターの動きも大きく変化していく可能性ありそう。
【1. プラス】
XLE(エネルギー)+2.12%
【2. マイナス・SPより上】
XLB(素材)-0.53%
XLV(ヘルスケア)-1.30%
XLI(資本財)-2.22%
XLC(通信)-2.42%
XLY(一般消費財)-2.62%
↑
★SPX(S&P500)-2.91%
↓
【3. マイナス・SPより下】
XLRE(不動産)-3.74%
XLP(生活必需品)-3.85%
XLK(テック)-3.93%
XLU(公益)-8.67%
SP500 下降トレンド継続 戻す動きはまだSP500の動きを見ていきます。
左が週足、右が日足です。
前回9/24に書いていたのは、
---抜粋ここから-----------------------------------------------
来週は
安値である3636を意識して
下げが止まって反発となるのか、あっさりと割り込んでくるのか。
割り込んだとしても、少しで反発となれば
戻す動きになってくる可能性があります。
割り込まずに、反発の動きになったとしても
その反発が弱ければまた売られることになるので
反発の動きが出てきた場合は
その勢いに注目していきます。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
3636を割り込んだ後、日足で包み足の陽線が出ましたが
金曜に安値を割り込みました。
反発の動きは出ずに下げの週となっています。
弱いチャート。
それを踏まえて
来週は
下げが続き、反発の動きがまだ出てきていません。
反発の動きがどこで出てくるか。
3636を割り込みましたが、3636からの下げ幅はまだ小さいので
これ以上下げずに、反発の動きが出来ると
ある程度戻す可能性があります。
包み足の陽線の高値である、3739を超えてくると
4時間足は転換するので、日足の戻しに繋がってきそうです。
まずは、その戻しが出来るかどうかを見ていきます。
以上です。
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危機は好機!VOOの積立買い米国株式を含めて、株式市場の市場センチメンタルが悪くなる一方です。
そういう時、案外積立買いの絶好の機会だといえます。以下の通り、自分のやり方を紹介しますので、
長期における分散投資に興味がある方は、ぜひ最後までお読みください!
★長期運用における前提条件
・複利で運用していくと低い手数料が肝なので、ETF>投資信託
・長期投資においては、米国株>日本株
・倒産リスクがある上、業績に関する予測が困難な個別株より、銘柄の再編成が定期的に行う 株価指数に投資したほうが合理的
・「敗者のゲーム」によると、インデックスファンド>アクティブファンド、
加えて債券の長期運用はせいぜいインフレ分をヘッジできる程度で運用とは言えない
・SP500は米国株式実価総額の8割程度をカバーしており、倒産リスクがなく、
平均年収益率が7%以上で約10年間ごとに倍以上になる計算となる
つまり、長期において、米国を代表する株価指数のSP500のETFを積立で買うことは、
最も合理的な資産運用の一つです。
こちらの運用方針
・SP500のETFを年間14回購入し、基本的に決済せずに20年間以上に複利運用
⇒基本的には上がる時に動かず、下がるときに地合いを読みながら、買い下がり方針です
(証券会社の積立買いサービスを利用して、手間を掛けずに買うこともできます)
⇒月収とボーナスの回数に按分して、身の丈にあう運用をする方針です
・SP500が年収益率が高いが、配当率がやや低めなので高配当ETFもセット購入でCFも狙う
⇒ETFは1口から購入できるが、SP500のETFだと400ドル程度するので、配当での複利運用をスタートさせるまで数年以上かかります。その点については弱点だと言えます
⇒そのデメリットを克服すべく、SP500構成銘柄の高配当ETFも同時に購入することで、
SP500に成長率を期待するとともに、配当も狙えるようなポートフォリオにしたわけです
⇒米国株は年4回に分けて配当金が出ます。配当金だけでSP500ETFを買えなくても、10分の1程度の高配当ETFを地道に複利で増やし、いずれSP500も買える規模になります
・(初心者向け)無闇にやらずに、米国株の市場センチメンタルが良い時にスタート
⇒現時点(22/9/13)、景気後退懸念にCPIショックが重なった関係で、株価指数や為替などの市況が乱高下になりやすいと想定されます。
加えて、米国株の株価収益率(PER)が米実質金利との見合いでも割高となっていることをあわせて考えると、業績面における株式を買う要因もそれほど高くなく、これから始まる方は落ち着くまで待ったほうが無難です
★注意点
①経済危機から免れる術がない
おおよそ、10年程度に一回なんとかショックが起きるため、長期運用においては、経済危機による株価暴落から免れることができません。
われわれの余命を考えると、後数回の経済危機が訪れることがほぼ確実だといえます。そういう時でも、売却せずに持っていられるポジションサイズが大切です。
また、危機をチャンスとして捉えて、暴落をバーゲンセールと捉え、通常より少しだけ多めに買えると、良い資産運用になると考えられます。
※CFDなどのデリバティブ商品は長期保有に向かないため、ご注意ください!
※わいは、年初の戦争、また直近の景気後退懸念の下落において結構拾いました
※短期売買ができる方は、やばい時にCFDでヘッジ売りができますが、難しいです
(米国株式市場総崩れに対応するために、保有ETF額程度で売りでリスクヘッジするとのこと)
②利回率などの数字ばかりに惑わされないこと
株式インデックスETFの配当利回りは、とても重要な指標となりますが、その中身を加味した上で、長期における安定性及び再現性を考えることも大切です。
新興国株の高配当ETFなど8%程度の利回りを持つものが多いですが、その中の企業構成を見ると知らないものばかりですし、おのおのの国のカントリーリスクや景気問題を踏まえるとやはり米国のほうが安全だと言うまでもありません。
如何せん、それらのETFの価格が下がる一方で、利回りが高くても買うタイミングを少しでも間違えば大損するので、不良債券になることになりかねません。
③ドル建て商品には、リスクが多重に存在している
米国の取引場で取引されている商品の出来高が多くて、かつ手数料が低い上で配当利回りが日本の同類金融商品より高いです。
しかしながら、ドル建て商品になるので、値動き以外に為替レートによるリスクがあることにご注意ください。
リスクとは、利益のバラツキを示すもので必ず悪いものではないが、リスクマネジメントの観点から自分が取り組んでいることについて、十二分に理解しなければなりません。
★結局、なにが言いたい?
上記のやり方は、NISA口座で米国株の投資信託を積立買いしている方とほぼ同じことをやっているということです。
少しだけ手間を掛けるだけで、より安い運用コストでより透明性のある米国取引所で売買したほうが、長期運用におけるメリットがより享受しやすくなります。
年間0.05%の手数料の差でも、30年にわたる複利運用に対する影響は決して侮れません!
いかがでしょうか。こちらは、毎月数万円程度で、老後対策としてSP500ETFを買っている理由を解説しました。ご参考になれば幸いです。またいつか気が向いたら、ほかの財テクの話をしたいと思います。お読みいただき、ありがとうございました。
全セクターマイナス2週目。【セクター1週間の値動き】2週連続の全セクターマイナス。
生活必需品・公益・ヘルスケアが上位3位に挙がり、
ディフェンシブセクターが相対的には優位な状況が続く。
エネルギーは大きく崩落。
【1. プラス】
なし
【2. マイナス・SPより上】
XLP(生活必需品)-2.64%
XLU(公益)+3.60%
XLV(ヘルスケア)-3.68%
XLK(テック)-3.79%
↑
★SPX(S&P500)-4.65%
↓
【3. マイナス・SPより下】
XLI(資本財)-4.93%
XLC(通信)-5.79%
XLB(素材)-6.13%
XLRE(不動産)-7.17%
XLY(一般消費財)-7.21%
XLE(エネルギー)-9.96%
【自己年金買い検討】VOOの積立買い今週の戻りに高めなところにヘッジを解消したのち、再び下落へ戻ったため、
大変悔しい思いをしたが、中途半端な値段では売りたくないため、SP500の目処を探りつつ、適宜VOOを積立買いしていくと思う。
レイ・ダリオ氏による米国がすでにスタフレーションに陥ったため、株価指数が半分になるとの記事を見たため、
月足でリーマンショックから大きめな下落を整理した結果、36%~52%を目途として考えられる
そのため、戻りがあれば、ヘッジ売りしつつ、以下のところで大きめなVOO買いを行いたいと考えている
①現在の株価がすでに前安値近辺に達しているため、下げ止まるかを注目
②次に節目は、フィボナッチ38.6%の3236.7付近
③3番目は、半値押しの2745.9付近
④4番目は、フィボナッチ61.8%の2255付近
現状として、原油を含むコモディティ価格がすでに下がっており、ライムラグがあってもインフレが落ち着くにつれて、利下げにも転じるため、
③まで下がるシナリオが考えにくく、おそらく①(現在)から少し反発してから、折り返すところでヘッジし、②あたりで多めに買う作戦が有効なのでは?と考える
SP500 弱いチャートSP500の動きを見ていきます。
左が週足、右が日足です。
前回9/18に書いていたのは、
---抜粋ここから-----------------------------------------------
週足が包み足の陰線になったので
下を試す動きが出てくる可能性が高く
まずは、日足3721を割り込んでくるかどうか。
その後、3636の安値があるので
ここも割り込むのかどうか。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
先週弱いチャートになっていたので
下げが続いています。
安値は、3644となっており
3636の安値まであと少し。
週足もダイバーで弱い動きで
下げが続いています。
それを踏まえて
来週は
安値である3636を意識して
下げが止まって反発となるのか、あっさりと割り込んでくるのか。
割り込んだとしても、少しで反発となれば
戻す動きになってくる可能性があります。
割り込まずに、反発の動きになったとしても
その反発が弱ければまた売られることになるので
反発の動きが出てきた場合は
その勢いに注目していきます。
以上です。
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全セクターマイナス。ディフェンシブ優位の週【セクター1週間の値動き】全セクターマイナスの世界にもどりました。
CPI予想上振れをきっかけに急落した週ですが、相対的にはディフェンシブとエネルギーが強かったです。
とはいえエネルギーは後半急勾配になっている点は注意。
ヘルスケア・生活必需品は中盤からレンジ推移でゆるやか。
先週強かった素材は今週、最下位で下落幅が大きい。
【1. プラス】
なし
【2. マイナス・SPより上】
XLV(ヘルスケア)-2.35%
XLE(エネルギー)-2.71%
XLP(生活必需品)-3.61%
XLU(公益)+3.79%
XLY(一般消費財)-3.98%
↑
★SPX(S&P500)-4.9%
↓
【3. マイナス】
XLK(テック)-6.22%
XLC(通信)-6.24%
XLRE(不動産)-6.26%
XLI(資本財)-6.39%
XLB(素材)-6.66%
SP500 週足包み足の陰線SP500の動きを見ていきます。
左が週足、右が日足です。
前回9/10に書いていたのは、
---抜粋ここから-----------------------------------------------
上昇の動きがどこまで続くのか。
4200辺りまでさらっと上昇できれば強い動きとなり、4325まで上昇を目指せる可能性が高まります。
逆に、上昇に時間がかかる、もしくは下げてしまうようだと
4325を目指すのは、厳しくなり、もみ合いになる可能性があります。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
先週の時点では、日足が上昇波動になって上を目指す動きでしたが
一気に下げてきて、3883を割り込んできています。
これで、日足は下降トレンドに。
週足を見ると、2本前の陽線を包み足の陰線で下落波動。
週足も下降トレンド継続。
下有利な状況です。
週足の直近安値3636を目指す展開となってくるか。
それを踏まえて
来週は
週足が包み足の陰線になったので
下を試す動きが出てくる可能性が高く
まずは、日足3721を割り込んでくるかどうか。
その後、3636の安値があるので
ここも割り込むのかどうか。
この辺りを見ていきます。
以上です。
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全セクタープラス。一般消費財・素材が強い週【セクター1週間の値動き】先週と打って変わってセクターがプラスパフォーマンスでした。
素材の反発上昇が強い。
テックはSPより弱い値動き。
ディフェンシブセクターはヘルスケアは強かったが、生活必需品は相対的に弱い結果。
原油の下落によりエネルギーセクターは弱い動きだが、後半にかけて反発。
【1. プラス】
XLY(一般消費財)+5.65%
XLB(素材)+4.97%
XLV(ヘルスケア)+4.38%
XLRE(不動産)+4.18%
XLU(公益)+3.71%
↑
★SPX(S&P500)+3.65%
↓
【2. プラス・SPよりは下】
XLI(資本財)+3.37%
XLK(テック)+3.28%
XLC(通信)+3.25%
XLP(生活必需品)+1.84%
XLE(エネルギー)+0.64%
【3. マイナス】
なし
米国経済 過去比較最近は米国がリセッションするかどうかという記事が盛んに投稿されているのをよく見る。
その中でインフレが一瞬下がったからとか、失業率が高くないからとか、という理由でリセッションはしないという主張も見かける。
もちろん実際のところは神のみぞ知るわけで今はただ意見を言い合っている状態にすぎない。
両主張がもみ合っている時こそ実際に過去を振り返ってみて、改めて「どうなるか分からないからどっちに転んでも大丈夫なよう」に構えておこう。
最上段にS&P500にNBER発表の正式なリセッションをまとめている。2022/09/07現在はGDPで定義したテクニカルリセッションこそしたものの正式にはまだという段階である。
2段目にはSP500の前年比を表示している。肌感的には既にだいぶ落ちたなと思っていたが、まだレッドゾーン(-10% ~ -20%)に入ったかどうかという程度で、過去の大暴落と比べるとまだまだらしい。
このレッドゾーン(RZ)に接したあたりで、かつ過去にリセッション認定されている箇所に縦線を引いている。
過去の実績を見ると
①RZ入りしなくてもリセッション入り
②リセッション発表後にRZ入り
③RZ入りしてから追ってリセッション入り
④RZ入りしてもリセッション認定なし
というケースが存在するらしい。
④というケースも存在する限り、今回も正式なリセッションになるかどうかはわからない。だが実際に我々が気にするのはリセッションになるかどうかではなく株価自体がどうなるかであるため、リセッション入りするかどうかは正直どうでも良いのかもしれない。
3段目のグラフには失業率の発表値およびその前年比をまとめている。過去を振り返るとRZに抵触した時点で失業率が前年比越えしているケースが多かったようである。
一方で米国で完全雇用と言われている5%(by四季報) を基準に見ると、RZ入りした時点でも完全雇用状態になっていたことがそれなりにあった模様。
※完全雇用の定義は私の理解では「クビはNGで、自発的ニート(自ら望んだ退職)はOK」という状態で、後者がいるため0%とは定義されない。またここでは5%を基準としたが、実際には国や機関によって幅があるらしい。
また面白いのは、私がかねてよりベンチマークとしている第一次オイルショック時は、RZ抵触時点でも失業率が前年比を下回っていたことである。この時はまもなく失業率が上昇し、すぐにリセッション入りしている。
この失業率の状況は220907現在も同様で、前年比のグラフも直近ではかなりの勢いで±0%に近づいているので、この勢いで失業率が急上昇する可能性も十分あるだろう。
以上から失業率が「現状」高くないからリセッションしないだろう=新たな底値はつけないだろう、というのはただの希望的観測だというのが分かる。また今後の暴落の有無を予想するにあたり完全雇用という言葉は全く機能せず、表示している範囲内では多くの箇所で、ひとたび失業率が急増したらあっという間に株価も暴落しているので注意したい。
4段目には政策金利、インフレ率のチャート、および金利上昇時のみの金利の変化率(前回の利上げ時からの比)をヒストグラムで示している。
特に今年に入ってからは、平時の0.25%利上げから0.5%, 0.75%利上げが普通になってきているので、50bp(ベーシスポイント。100bp=1%)以上を紫にして見やすくしている。
右の縦軸が前回比を示しており、数十年ぶりに50bpを超えだしたことが見て取れる。
なおこれまで私の過去の投稿でオイルショック時は金利が異常に高かったことを示していたが、その変化率(前回比)は見たことがなかった。
変化率を見ると第一次OS時は100bp~200bp、第二次OS時は最大300bp超の利上げが実施されていたことが分かる。
ちなみに最近よく名前を目にするボルカー元FRB議長は1979年から第二次OSあたりで果敢な利上げを行った方で、最近そのインフレ退治の功績が再び注目されているらしい。この方については先日のジャクソンホールでもパウエル議長が言及していた。
もし今後インフレが再び上昇し始めたら、今回も一時期うわさされたように1%越えの利上げが起こるかもしれない。しかし過去にはボルカー元議長がそれ以上のペースの利上げがあったことを知っておけば動揺する必要はない。ただし市場は同様するだろうから、落ち着いて傍観していればいい。
3段目の失業率と4段目の金利の推移を比べてみるのも面白い。
基本的に株価の暴落は好転しすぎた景気や物価を正常に戻すために金利を上げて、ある程度引き締められたときに起こる。
金利が集中的に上げられているところに丸を付けてみた。これを見ると黒〇の箇所からおよそ2年以内に失業率が上昇していることが分かる。
※コロナのとこは明らかに偶然(だと信じたい)ので丸を省略。
一方で1984年と1994年の2か所の青〇部分はだけは、金利を上げてはいるものの失業率は増えていない。
この理由を自分なりに考察してみた。
最近は金利の上昇があたかも悪いことのように捉えられているが、本来は実際の経済の体力に応じて程よく利上げされるのは適度なインフレと共存するために良いことのはずである。そのためこの当時に消費マインドが高ければ、これらの金利上昇は景気上昇と共存できていたためと言えるのではと考え、最下段に消費者信頼感指数を表示してみた。
全体を見るとおおよそ75をセンターとして50~100程度の値となっている。これを見るに予想通り青〇の2か所あたりでは90~100程度と消費者マインドが高く、利上げの痛みがあってもその分ものが売れていたことがうかがえる。
一方で現在はどうだろう。なんと過去50年で最低値を記録しているではないか。コロナも続いているためか、第2次OS時の最低値を僅かながら更新してしまったようだ。
消費マインドが大きく落ち込んだ箇所では例外なく失業率が上昇しているのも見て取れる。物が売れないので当然ではある。
もちろん絶対ではないが、またすぐにではないが、追って失業率が上昇する確率は高いと言えそうだ。
まとめると「リセッションするかどうかは分からない(というかどうでもよい)が、今後失業率が上がって株価の暴落がいっそう加速する可能性は十分ある」である。
大事なのはいかなる時もパニックにならないことで、6月の底値が大底だろうと楽観で決めつけず、上がっても下がってもどちらも想定内だという余裕をもって今後の相場を楽しみたい。
SP500 反発の動きSP500の動きを見ていきます。
左が週足、右が日足です。
今週も、週足にしています。
前回9/3に書いていたのは、
---抜粋ここから-----------------------------------------------
反発の動きが出てくるのかどうか。
更に下げて、3721を目指す展開となるのか。
まずは、金曜の陰線の高値、このあたりが75日線になるので
ここを超えてくるかどうかに注目していきます。
---抜粋ここまで-----------------------------------------------
安値は、3883で止まって反発の動きが出てきました。
75日線を上回り、上昇波動になっています。
日足のトレンド判断としては
高値切り上げ、安値切り上げの上昇トレンド継続です。
3721から4325までの上昇の後の下げが3883までと
61.8%よりも下げたので、上昇後の押し目としては大きめです。
したがって、ここから高値4325を超えてくるというのは
結構大変です。
可能性としては、上を目指すとしても
一気に4325を超えるのではなく、途中で止まって
高値切り下げとなった後、その後の下げが大きくならずに
そこから上を目指すという動きが考えられます。
上昇が大きくならずに、高値切り下げとなった後
下げの動きが出てくると、また3883を目指す展開も考えられます。
どちらにしても、まずは上昇の動きがどれくらいになるのかを見ていくことになります。
それを踏まえて
来週は
上昇の動きがどこまで続くのか。
4200辺りまでさらっと上昇できれば強い動きとなり、4325まで上昇を目指せる可能性が高まります。
逆に、上昇に時間がかかる、もしくは下げてしまうようだと
4325を目指すのは、厳しくなり、もみ合いになる可能性があります。
この辺りを見ていきます。
以上です。
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