[プラクティスマスター]5-13 ターゲットまでホールドして損切りに遭う...適度に手仕舞いするときの「適度」ってどれくらい?下記の人と同じような悩みを抱えている人はご参考になさってください。
質問:
自分が決めたターゲットまで持ちすぎて損切りに遭ってしまいます。どうしたらいいでしょう?
アドバイス:
ターゲットは必ず設定しますが、ターゲットまで持っていい場合と、適度に利確して利益を目の前に積んで確保するべき場合があります。この判断ができないと、損が大きく、利益が少なくなって、いずれコツコツドカンになってしまいます。
ターゲットまで持っていい場合とは、①トレンドがしっかり出ていて、②その方向(順張り)に、③スイングトレード戦術で仕掛けている時。大事なのはその間、急激に動く(15分足以上のタイムフレームで通常時のロウソク足の大きさの2~3倍のロウソク足が連続で発生した状態)ことがないことです。
つまりターゲットは設定するものの、途中で適度にやめようという判断をする場合は、上記の条件と逆の場合。
週末、月末、大きなオプションが設定されている日、重要な経済指標の発表があるなど、流動性が著しく変化する時間帯もトレンドがあったとしても一時的に停滞するでしょうからトレンドが無い場合と同じです。短期逆張りデイトレードやレンジ戦術などの場合は、ターゲットは一応設定しますが、大きなロウソク足が出現し思いのほか早く利益が乗ったら利確するほうがよいでしょう。早く利益が出るということは他の人が乗り遅れている可能性が大きいため揺り戻しが発生します。確度が高いアイデアならなおさら一旦利確して、その利益を加えてロットを大きくしもう一度押し目を狙ったほうが資金効率も良くなるはずです。
「Put your money on the table.」自分の利益を目の前に確保しなさい。
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・昨日のFRBの発言とFEDウォッチャーの動向の変化 7' 42"
・事前準備して臨機応変にプランを切り替えるのみ 10' 52"
・「流動性低下相場」で精度をあげるにはテクニカルだけではダメ 12' 06"
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無料プランと有料プランの違いもまとめてみました😆
【無料プランとプレミアムの違い】
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【無料プランとプロプランの違い】
アラート
1 → 20
タブ毎のチャート表示数
1 → 2
インジケーター表示数
3 → 5
チャートレイアウトの保存
1 → 5
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なし → 〇
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[プラクティスマスター] 5-3 解ったつもりでも、なかなかトレードに活かせない場合のTIPSもし、自分のトレード技術が「あとちょっとなんだけどな...」と感じているなら、以下の記事をご参考になさってください。
手法が確立されているとして、同じ間違いをしてしまうとか、トレードアイデアを立てる時間に毎回ばらつきがある、トレードの精度が悪いという解決すべきマイナスの要因がある場合には、正しい演習(プラクティス)の手順を身につける必要があります。
正しい演習の手順とは、以下の通り
1. トレードアイデアを立てるための必要十分な情報収集
2. 環境認識
3. 環境に合った戦略
4. 戦略を構成する複数戦術
5. 自分のスタイルに合ったその日の戦術を選ぶ
6. 5で選んだ戦術と相反するプラン(戦術)に切り替わる場合の条件を確認する
7. それぞれの戦術を仕掛ける場所(さらに損切り、利確ポイント)を特定する
8. アラートを設定する必要があればその場所と、アラートの目的を決める
9. トレードアイデアを描く
どこかで時間がかかりすぎているか、6の相反するプランの条件を明確に想定していないと、「やはりそっちだったか!」と、つねに相反するプランのほうを選べばよかったと感じてしまいます。
※ロットサイズは損切りポイントまでの幅が決まれば自ずと決まります。
※トレードアイデアは時間をかければ良いものが出来上がるというものではありませんし、より短時間(5~15分)で立案することが望ましいのです。
チャートを見る時間が長ければ長いほどよくわからなくなってきます。
※メンタルの問題によってトレードが不安定な場合や、手法が確立されていない場合には対処法が異なります。
チキン利確を防ぐには?以前投稿したコツコツドカンに関する投稿(下記リンク参照)が多くの方の好評を頂いたので、今回は関連したテーマで、チキン利確を防ぐにはどうしたら良いかという点で僕なりの見解を共有してみたいと思います。
コツコツドカンの投稿では、損失側と利益側に分けて原因を分析してみるというアプローチを紹介したのですが、今回はその利益側の原因に関する内容です。
恐怖がチキン利確を駆り立てる
チキン利確をしてしまう原因は何かといえば、それは「恐怖」に尽きるでしょう。
恐怖と聞いて、えっ?と思う方もいるかもしれませんが、
・今ある含み益が消えて無くなる恐怖
・今ある含み益が含み損に転じる恐怖
があるからこそ、ちょっと利益が乗ったところでポジションをクローズしてしまうといったことに繋がります。
恐怖のところは、痛みと言い換えても成り立ちますね。まさにプロスペクト理論で言われている通りです。
とはいっても、僕らは仙人ではないので恐怖を完全に消し去ることはできません。
この恐怖とうまく付き合ったり、恐怖に対処するための訓練をしていくしかないわけですが、ここではその訓練の方法として二つほど対処法を紹介したいと思います。
対処法
1.ロットを下げる
ここに大学を卒業したての新入社員トレーダーAさんがいたとします。
Aさんの月給は20万円ほど。
この状態でトレードで含み益が10万円あったらどう感じるでしょうか?
金銭感覚というのは人によって大きく違いが出る分野ではありますが、一般的には社会人になりたての人からすれば大金でしょう。トレード的に見れば、それがたとえリスクリワード1にも満たないトレードであっても、目の前の金額に目が眩んで今すぐ利確だ!となってしまうかもしれません。
でもこれが1000円だったらどうでしょうか。
1000円であれば大学生時代のアルバイトの時給相当です。
この金額であれば痛みもそれほど感じないので、であれば最初に決めたポイント(例えばリスクリワード3のポイント)まで利益が伸びるか様子を見てみよう、と考えられるかもしれません。
痛みを感じはするけれど、決して寝込んでしまうほどではないというレベルにまで恐怖レベル(=ロット)を落とし、しっかりとシナリオで立てた目標まで利益を伸ばす練習をする、というのは脱チキン利確のための一つの対策です。
2.利確目標に指値注文を置く
上のAさんの例ではないですが、目の前で含み益が増減するのを見ているとどうしても耐えられないという場合は、指値注文の活用がおすすめです。
ポジションを持つ前に、しっかりと分析してシナリオを立て、ここぞというところでエントリーしたら、損切りと利益確定の指値を同時にセットして、あとは放置。
結果は相場の神様に委ねる、という方法です。
はじめのうちはこのように指し値注文で利益確定を行うようにし、慣れてきたら徐々に値動きを見ながら決済していくという方法にシフトしていくのが良いのではと思います。
伝説のトレーダー集団は利確が許されなかった
最後に、一つエピソードを紹介したいと思います。
皆さんはタートルズというトレーダー集団をご存知でしょうか?
タートルズは、アメリカの投資家リチャード・デニス氏とその友人であるビル・エックハート氏が、「優れたトレーダーは生まれか、育ちか」説の議論に終止符を打つために、素人トレーダーを公募して、トレード手法を伝授するという実験的取り組みの中で生まれたトレーダー集団です。
タートルズは5年間で1億7千5百万ドル以上を稼ぎ出したと言われる他、メンバーの中には、その後ビリオネアになった人や、ヘッジファンドを運用するまでに資産を築いた人もいて、デニス氏の”優れたトレーダーは育成できる”という仮説が証明された実験だったわけですが、タートルズのトレーダー達は、デニス氏の資金を運用することができる一方で、勝手に利益確定をすることは許されていなかったそうです。
おそらくデニス氏は、上に紹介したような人間が本来持つ恐怖心から、新米トレーダーたちがすぐに利益確定に走ってしまうことを見抜いて、このようなルールを課したのでしょう。
デニス氏の莫大な資産を運用するという条件下であっても、チキン利確を繰り返していたらここまでの成績は残せず、伝説のトレーダー集団にはなっていなかったかもしれませんね。